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2010年も残りわずか。

今年発売になった小説は、なんとなく「戦争」や「家族」がテーマになっていたものが

多かった気がします。もちろん、年鑑ランキング!なんてことになると、村上春樹氏の

『1Q84』の1~3巻や、五木寛之氏の『親鸞』上下巻、東野圭吾氏の『新参者』なんかが

上位に来るんでしょうけれど。

私の大好きな作家さんの一人・小路幸也さんも、文庫・書籍あわせて今年は12冊も

出されました。はっきり言って、はずれナシです。

この3ヶ月間に発売された作品だけでも5作品。

■幻冬舎文庫『探偵ザンディピーの休暇』は、主人公・ザンディピーさんのキャラクターが

最高です!彼が話す言葉を読んだだけで、顔が笑顔になってしまいます。

■祥伝社文庫『うたうひと』は、前にここでも紹介しましたが、小路幸也作品の中でも

特に好きな作品の一つです。まさに珠玉の短編集です。

■PHPからでたハードカバー『ラプソディ・イン・ラブ』は、今まで読んだことの無い小説

でした。全員俳優という家族が、家族を演じる話。演劇好きな方にはたまらないかも。

■ポプラ社文庫『カレンダーボーイ』は、小学生のとき仲良しだった友人と、なぜか

交代に大人の意識を持ったままタイムスリップして小学生に戻る…という、摩訶不思議な

世界の中で、子供の頃死んでしまった友人の死を阻止できるのか?という物語。

■実日文庫『モーニング』は、大学の友人の葬儀に集まった友人4人の物語。

レンタカーで帰る途中に、そのうちの1人が「帰って1人で自殺する」と言い出して。。


全部おすすめ!年末年始は小路幸也三昧、いかがですか?


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